01年11月18日

Written　By　びっとまん
Ｅｄｉｔｅｄ　Ｂｙ　Ｍにゃん

〜〜「果てしなき筑波への道」〜〜

☆プロローグ

　朝晩の気温は随分と下がり、「涼しい」という表現がいつしか「寒い」と言う言葉に代わっている。
　ここまで気温が下がってしまうと道も体も冷えてしまって想うように走ることが難しいとさえ感じることも・・・。

　ならばいっそのこといつもの様に「走り」を重視するのではなく、「のんびり・まったり」を味わおう！！時にはそんなコンセプトのツーリングもいいものでしょう。(^^♪

　かくして、時を同じくしてJF期待の（流れ）星？ぴらっち＠R−１が参戦する

“筑波ツーリングトロフィーin筑波サーキット”への「応援ツー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　となったのです。（笑）

☆集　合

　今回の集合場所は常磐自動車道守谷Ｓ.Ａ。

　途中の渋滞を考えて家を出たものの、あまりのペースの良さに到着したのは集合時間３０分前。
　たまにはメンバーを待つのもいいもんだと缶コーヒー片手に至福の一服。

　そこへそーまさん＠VX800 とそのお友達さかきさん＠CB1300が揃って到着。

　程なくタマさん＠やっぱり髭面、キクさん＠矢沢クラブ活動中に続いてＧパン姿のJAY少年。
　膝パットを風除け代わりに装着してはいるものの、風圧で全く役に立たなかったらしい（普通はＧパンの上から装着しないのよ）。

　互いに挨拶を交わしてるところへ、お初のマサさんが声をかけてきますが、その声は心なし不安。
　やっぱタマさん、その髭面怖いのよ。。。
（え？私の方が怖いって？そんなことないでしょう。いつでも笑みが絶えないのですから・・・ってそれが逆に怖いってか。ハイハイ^_^;）。

　先日愛機のシートを張り替えたばかりのPOCHI＠姫。
　シートの色が黒色に変わっただけなのに、纏まったその姿は「無骨ゲルマン！これぞBMW！」と無言の主張をしてるようです。

　そこにしけぽん＠改造マニアが１月早い登場（例年の予定では１２月）。
しかも愛機はFZ750「ローソンレプリカ」。
　思わずパパ＠今のところ減点なし（謎）も「懐かしいね」と思わず涙してしまうシロモノ（私も暫く魅入ってしまった）。
　「あの頃」が判る人にはグッとくるマシンなのよねぇ〜。

　殿＠今日も定刻、コデラさん＠スキーウェア、あい♂＠ボイン好き（謎爆）と続々と到着。
　ドタ参のダサ＠今日はウィンドブレーカーwith３本線じゃないのねを含めて１６名の参加者達。

　さて、今回は一体どんな旅物語が展開されるのでしょう。お楽しみに！

 　　
守谷SAに集まるくらげの面々

そして、本日のルート検討中。。。

☆史上最大の喜劇

　今回の目的地は筑波サーキット。
　距離・時間にもかなりの余裕があるため、さっそく集合場所でみんな「のんびり・まったり」。

　と、そこにどこからやってきたのか、でっかい犬が１匹。
柴犬などの小型犬ならまだしも、こんな大型犬（雑種・元種不明）場所が場所（高速道S.A内）だけに、それが飼犬であると信じて疑ってる人はいません。

　突然現れたこの犬に、

「あ！ぱとちゃんだぁ！！」

「やっぱり来たのね。ぱと！」

「おはよう！ぱと！！」

と、メンバー全員当たり前のように声をかけています。（笑）

　そんな声がわかるのか、この犬も妙に愛想をふりまいて、食べ物をねだってました。

ぱと：「はぐはぐはぐはぐ・・・・」

　しかし、突然の珍客といつまでも戯れているわけにもいかないので、殿、まずはご挨拶を。

「善朝！（Good morning!）、

我願（Ｉ hope so…）無事故・・・」

　と、いつもの様？に挨拶をしていると、どこからか聞こえた

「あれ！あのグローブ誰の？？？？？」

　ふと見ると、先ほどの珍客＠謎の大型犬が黄色いグローブを咥えて逃走していきます！

「あ”っ！お・おれのだぁ〜〜〜！！」

　そのグローブの持主、満点パパ＠早くも減点？は血相を変えてその犬を追いかけていきますが、まさかの珍事に一同大爆笑。
　Ｍにゃんは決定的瞬間を捕らえようとカメラを持ってパパを追い、

「な〜にやってんだか。。。」

　そう一言残して私も彼の後を追いかけます。この珍事、瞬時にＳ.Ａ内に広まり

「ほら、犬が手袋咥えて逃げてたのよ。。あはははは」

「あの犬よ、大きいわねぇ（筋違）。。。あはははは」

「たいへんね〜（人事）。。。あははは」

「がんばれ！がんばれ〜（正解？）！！」

　いろんな人（圧倒的におばちゃん多数）の爆笑、失笑、一部同情を背に受けて走るパパの背中は心なしうら悲しくもありましたが、それ以上に可笑しすぎました。

「秋の吐息のビヨロンの　身にしみて　ひたぶるにうら悲し　by ベルレーヌ」

　パパ本人はそれが飼犬と信じて疑ってなかったこともあって、飼主のもとで容易に掴まえられると思っていたのでしょうが実は野良犬、どこまでも逃げて行きます。
　あっという間に姿が見えなくなり、

「（ぜぇ〜、ぜぇ〜）ど・どこ行ったぁ？？」

「げっ！あんなところに！！（滝汗）」

　Ｓ.Ａ圏内を遠く離れ、遠く収穫の終った畑の中を激走していたのです。（大爆笑）

　やむなくＰ.Ａの柵を乗り越え、更に追いかけるもその足の速さは並大抵じゃない。
躍起になって後先考えず畑の中を泥まみれになりながら猛追するも、子供の運動会の時くらしか走ったことの無いパパの脚力では全く追いつけるわけがない。

　ふと見ると咥えていたはずのグローブが見えません。

「いつの間に？？？？（焦）」

　パパと二人畑の中を再度捜してみたものの、見当たらない。。。（滝汁）

SA外の畑の中を走り回る面々。。。（大爆笑）

　そこで急遽「○点パパ防寒グローブ失踪事件緊急対策本部（でっち上げ）」を設立、いつまで経っても帰ってこないパパ＆私を心配したメンバーも加わって、周囲の藪や車の下、物置の中、、、ついにはおねえちゃんのスカートの中（バシッ！）まで懸命の捜索を続けますが、その努力も空しく発見に至らず、結局僅か１時間足らずで対策本部は涙の解散となってしまったのでした。（爆）

藪の中を探し回るパパ＆TAMAさん

　犬なりに我々人間では気付かない場所へ隠したのか、それとも食べちゃったか・・・

「直ぐに返してあげなさ〜い！
今ならまだ間に合〜う！！
お母さんも泣いてるぞ〜！ぱと！！（筋違）」

　ここに、パパのこの惨劇を偲んでテーマソングが作成され、今後これを「くらげの唱歌」として、ツー及びミーの前に皆で合唱することが決定されたのでした。

『パパのバラード』　（「サザエさんのオープニングソング♪」にのせて）

　♪手袋咥えた野良犬　追っかけて

　♪畑を　翔けてく　愉快な　パパ〜さん

　♪みんなが笑ってる〜　お日様も笑ってる〜

　♪ル〜ルル　ルルッル〜

　♪今日も能天気〜

　♪みんなと飲もうと街まで　出かけたら

　♪いつしか　飲みすぎ　壊れたぞ　またかよ！

　♪ネクタイ巻いてるぞ〜　子供に見せられぬ〜

　♪ル〜ルル　ルルッル〜

　♪今日も崩壊中〜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（注：この曲をCD化する予定はありません）

☆動　転

　それまでののんびり時間に加え、この一大珍事のため、時は既に１０：００時過ぎ。

　畑の中を激走したおかげでブーツ＆皮パンは泥だらけです。

必死に泥を落とす、パパ＆びっとまん

　その泥を落とし、ようやくの出発となったのですが、当然パパにははグローブがありません。
　そーまさん＆タマさんから非常用グローブを借りて（薄手なので２枚重ね）走りだそうとした矢先、

び：「何で片方だけしか借りひんかったん？」

パ：「ゴアテックは暖かいからね、せめて片方（名残惜気）だけでも」

び：「でも“変”やん。趣味疑われんで！」

パ：「そうかなぁ・・・あ！！・・・（無くした方と）逆を借りちゃった！！」

　そう言いながら必死に逆のグローブを装着しようとしてる姿に思わず爆笑してしまいました。
　しかし幸いにもタマさんから両手分借りていたらしく、最悪の事態だけは免れたのですが・・・
　今日はボロボロね。（爆）

☆ジョンブル魂

　守谷Ｓ.Ａを後にして、次の「まったりポイント」は谷田部東Ｐ.Ａ。

　そこで我々が見たものは、ＢＭＷ（勿論バイク）のエンジンを積んだ英国人デザインの「スコルピオン」と言う名の３輪車。

　「３輪車」と言うと「ミゼット」を想像してしまうでしょうが、こいつはそんな生半可なものではありません。
　洗練された、日本人ではまず発想しえないデザイン、機能性とどこかに遊び心をうかがわせるスタイル・・・等々。

　さすが英国、ジョンブルは違う。このマシンにカスタムマニアのしけぽんがまず興味を抱いて持主に声をかけると、それを機に参加者全員この車を囲ってしまってる。

　おまけに集合写真までとらせて頂き。。。（爆）

　お名前は存じませんがありがとうございました。＜（__）＞
　
　この「スコルピオン」について詳しくはこちらから（あい♂提供）
　http://www.grinnallcars.com/scorpion.html

＊この時点でのぴらっちの途中経過・・・（集合写真撮影の間、殿様による情報収集）
　スプロケガード＠レース車専用品未装着で車検通過できないかも。。。（^_^;）
　現在代用品を周囲のショップにて物色中、無ければ「製造する」・・
　　　　　　　　　　　　　　ってたくましい！！（笑）

☆天国と地獄

　あっという間の高速走行を終え、桜土浦Ｉ.Ｃで常磐道を降り、つくば市へ・・・

　と思ったところ、教官がどうも高速券を紛失してしまったらしいのです。
　（前回のツーでは高速出口付近でクラッチ不調に陥るなど、どうも出口には鬼門があるようですね^_^;）

教官：始末書記入中。。。（爆）

　公団係員と手続書を作成してる一方では、お初のマサさんの愛機CBR600Fの後輪がパンクしていました。
　しかも路上に落ちてたラジオペンチが突き刺さるという極めて珍しいというか、器用というか、なんというか・・・^_^;

　ガソリン補給の必要もあって、すぐ側のG.Sに飛び込みました。
殿持参のパンク修理キットでどうにか穴を塞いではみたものの（所用時間３０分強）、その穴の大きさゆえに多量のエアー漏れ。

　止む無くSSのにいちゃんに修理を依頼するとチャッチャと一瞬にして穴を塞いでしまい一同の拍手喝采を浴びます（所用時間約３分）。

　それを見た殿、SSのパンク修理キットを見て

　「今度のは“ぎゅ〜（謎）”だな・・ふっ」

　といたく感動＆ご満悦。

　そんなトラブル（くらげ的にはネタ）処理を、このG.S内でタイヤセールのサービス品として用意されていたポップコーンをPOCHIさんを筆頭に他のメンバーは頬張りながら、当のマサさんの不安をよそに暖か〜く見守ってあげてました。

う〜ん、このギャップがたまらんのよね。（笑）

☆嵐の予感

　パンク修理、給油を無事済ませ、ようやくツーリングらしく走り始めると、あっという間につくば市内。

　途中、暴走族ご一行に遭遇しますが、

「同じバイク乗り（集団）でも一緒にされたくないな。
それにしても多いわ。やっぱ茨城？！（爆）」

　そう思ったのは私だけではないはず？市街地を抜け、いよいよ筑波山！と言うところで、あっちさんのバイクに異変が！
　ご自慢のマフラーが今にも外れそうなほど揺れているのです。
　コデラさんからこのことを知らされたあっちさん、路肩にバイクを止めてみると・・・

なんと！ステイボルトが欠落。(゜o゜)

　反対側のボルト（ブラバはキャリアフックをマフラーステイボルトと共有してるので左右対称）を移植、事なきを得たのでしたが、先日の会長主催の「目指せ、乗鞍〜白川Go！！ツー」でとんでもないトラブル（新喜劇）に見舞われたこともあっちさんは流石に少しばかり？動揺していました。
　この様子を見ていた教官が一言、

「あ、（証拠）写真とってね〜や」

と鬼の追い討ちを掛けたことを付記しておきましょう。。。

☆予　兆

　あっち号を応急修理した後、先を行く集団を追いかけるべく先頭に立った私ですが、現在地と地図を見比べると、どうも様子が変。

「こんなトコ走ってるはずじゃないのに・・・」

　
ルート確認中。。。　　　　　　　　　　回りはこんなにいい天気♪

　そう思った矢先、前方から殿が引き返して来ました。
　やはり行き過ぎていたようで、お約束の？Ｕターン。
　正しいルートに戻り、筑波山の麓に辿りつきました。
　しかしその入り口は余りにも狭く（普通４輪車１台分）、ミスコースと勘違いしたのか再びＵターン、しかしその道が正しいと判ると、こともあろうか田んぼのあぜ道（一応舗装路）をぐるりと周回、筑波山に入っていくのでした。

　山中では解禁を待ちわびたハンターたちが猟銃を片手に立っています。
　思わず、

「あの標的（JAY少年）を撃て！当たればキャラメル進呈！！」

　などと危険な発想をしてしまいましたが、あのJAY少年の動きは下手な野ウサギより読めないかもね。（激爆）

☆殿の里

　筑波スカイラインへ至る道の入口までようやく辿りつきはしたものの、そこは非情にも「２輪車通行止め」(ーー;)。

　色々思案した挙句、筑波サーキットを目指すには時間的にも早いという理由から反転、別ルートを迂回するコースを辿ることにしたのです。

　しかし・・・

　ここでも「車返し」の餌食がひとり。
　Ｕターン時に足元を浮砂にすくわれお初のさかきさんが立ちゴケ。
　ウィンカーを損傷しましたが自走には問題なく、来た道を帰っていくのでした。
　また同じ道を通ることになろうとは思いもせず・・・

　筑波スカイラインを迂回すべく県道６４号へ向かった一行でしたが、なんとその迂回路は陥没のため通行止め。
　しかもそこは登坂度４５度（少過剰）もあろうかと言うほどの急勾配＆狭路地。
　下手にＵターンなんてできようはずもなく、さすがにＭにゃん半べそでした。

　はたして何回のＵターンを繰り返したでしょうか。
　それにしても今日は多すぎ。。。(ーー;)

　さて、途中「車返峠」という地図にも載ってない小さな峠があったのをご存知だろうか。
　そう、この地は何をかくそう殿が秘技「車返し」を編み出した場所。
　今日のこのＵターン大奮発は殿の先代の供養だったのです（大嘘）。

＊ぴらっち途中経過（その２）・・・
　例のスプロケガードも入手し車検にも無事合格。予選も通過したとのこと。
　決勝は１５：００時頃を予定。。。

　なんとか麓まで降りてきた一行でしたが時間を見ると・・・

　既に１３：００時！

　決勝スタート予定時間まで２時間しかありません。先を急がねば。

☆大分裂・・・再び

　真壁の街に辿り着き、あとは一路筑波サーキットを目指すだけとなりました。

　時間的にも遅めの昼食をとってからでも十分決勝には間に合いそうです。
　途中のコンビニ前でルートを再確認すると、「塙世（読み方不明）」の交差点を左折、あとはひたすらまっすぐ走るだけ。

　またぞろと走りはじめます。
　しかしこの停車を休憩と勘違いしたキクさん、ひとりコンビニ内でのんびり。
　店を出てきてそれまでいたみんなが居なくなった光景に一人冷汗タラタラ。
　そんなキクさんを待って出発した護衛隊（タマさん、教官、キクさん＆私）が「塙世」の交差点に近づいたとき、なぜかPOCHIさんが反対車線で我等を待っていました。

　聞けば前を走ってた集団が直進してしまったとのこと。

　POCHIさんに護衛隊と共に先に行ってるよう指示し、私は暴走集団の追撃任務に移ります。

　しかしタマさん曰く、

「いくらブラバでもあれだけの時間が開いてれば追いつけない」

と言われるくらいその差は大きすぎ、いくら会長の得意技「黄色切」を繰り返して猛追しても彼らの姿すら見えない。

　止む無く愛機を止め、殿に状況を連絡する一方、手当たり次第に携帯電話で各員の所在地を確認したのです。

　結果、

　殿＆あい♂こっから大きく開いて、
　あっちさん、Ｍにゃん、こでらさん、そーまさん、しけぽん・・・
　そして護衛隊は正しい道を進んでいる様子。

　一方、

　JAY少年、パパ、マサさん、さかきさん、ダサMacが下館市方面まで暴走していることが判明。

　時間的制約から集合を待っている余裕も無い為、殿の判断で各自で昼食をとり、各々筑波サーキットを目指すことになりました。

　私は予定ルートまで引き返し、単独正規集団を追いかけます。
　小野子丁字路で正規集団に追いつきはしたものの、食事処などに入る時間的余裕もなく、護衛隊は牛丼屋、正規集団は「マクド」、不正規集団はどこぞのコンビニでいかにもツーリングらしい？昼食となったのでした。

☆勇士ぴらっち

　辛うじて決勝出走前に筑波サーキットへ到着できた一行は早速メインスタンドへ。

　と、すぐさまコース上に居る「どうでぃ！」と言わんばかりのレオタードを着ているレースクイーンをフェンス越しに食い入るように魅入る♂くらげ数名（約１名オペラグラスを所持）。
　それはまさにお預け喰らった○のよう。
　しかし・・・足長いね、綺麗だね、美人だね・・・もって帰りたいね。。。withため息（JAY＆あい♂哀想）

そんな♂くらげを見ていたＭにゃん、

　「でも彼女達Ｏ（オー）脚じゃん！（私の方が綺麗よ！・・・と思ったかどうかは謎）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とシビアな評価。^_^;

　そうこうしてるうちにパドックフリーとなり、一同ぴらっちの元へ。

　幾分緊張気味ではあるけどコンディションはまずまずの様子。

　車体には「（車検）合格」ステッカーがでっかと貼ってある。

スプロケの下に見えるのが、自作せずに済んだ部品。。。

　回りには出走を控えた他の選手達。。。

　
緊張のひととき。。。

　そしていよいよスタート。

「さぁ、頑張ってくれよ！
副賞＠レースクイーンのキス（嘘）はしっかりもらってあげるから！」

☆決　勝

　「各馬ゲートインから一斉にスタート。
　第２コーナーを曲がったところで先頭は予想通りのホタルノヒカリ、さらに各馬一団となってタメゴロー、ヒカルゲンジ、リンシャンカイホー、メンタンピンドライチコイコイ・・・と続いております。。。」ってこれじゃ「あの」競馬だわな。。。（爆）

　予選７位で決勝を迎えたぴらっち（ゼッケン７）、シグナルグリーンと共に第一コーナーへ突入していきます。

　続く第二コーナーで前を行く一台がクラッシュ！

　ぴらっちの安否が心配されますがこれに巻き込まれることなく上位をキープ、以後安定して周回を重ねていきます。

　しかし４位のまま迎えた中盤、最終コーナーからの立ち上がりで後続にスリップストリームにつかれ、第一コーナーでインを刺されてしまい５位に転落。
ついに挽回できずチェッカーフラッグとなったのでした。

5位入賞によりコースへ誘導されるぴらっち！

　しかし自己ベスト記録は見事更新。

　しかもチャタリングに苦しみながらこの記録は流石です！

　おめでとう！ぴらっち！！(^_-)-☆

 　
リアスタンドを待ちわびるぴらっち（笑）　　　　　　　　　　　次回はもう少し、左上へ？（笑）

　
シャンペン飲めてよかったね〜♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　インタビューを受けるぴらっち

☆家　路

　ぴらっちの表彰式を周囲の冷た〜い目も一切厭わず、宴会さながらの野太い歓声で包み込み、おまけにしっかり花一輪までゲットして“メガハッピー”な♀くらげ（後の「ぴらっちプロポーズ事件」）とキャンギャル予備軍（自己申告）の♀くらげ、そしてすっかりレーサー気分の♂くらげとその他（笑）は、筑波サーキットを後にしました。

　
気分はレーサーな人々。。。（笑）

　帰路はこれと言った渋滞もなく、あれよあれよで気がつけば水街道市内。
　ここから常磐道八谷原I.Cから守谷S.Aまでは１０数キロを残すのみ。
　このまま流れ解散という声も無かったわけではないが、一応お約束なので高速道へ侵入。
　事故で渋滞している通称「赤い海（あい♂命名）」を数キロ走行し、全員無事守谷S.A到着となったのです。

　そしていつものようにのほほん談義が始まり、話題の中心はなんと言っても赤点、欠点＆崩落パパ。
　今回の珍事はまさに「本年度くらげ大賞（仮称）」の最有力候補でしょう。（笑）

　しかしあのグローブは何処へ消えたのでしょうか。
　あの犬がどこかへ埋めてしまったのか？？
　そこでメンバー全員の脳裏をかすめた言葉「ここ掘れワンワン」。
　でもこれってって何の話だったっけ？

　すると今日は一切のトラブル＆ネタひとつ無く、終始脇役に徹してきたダサが「花咲じいさん」の話を流暢に語り、注目を一心に受けたのでした。（後年これを「ダサMacの奇跡」と呼ぶことになります（嘘））

　「のんびり・のほほん」を主題にしただけあって走行距離は１５０ｋｍ足らず。

　でも今回起きたネタの量を考えれば「ネタ密度」は間違いなく過去最高でしょう。

【本日の教訓】

「くらげと走れば（イヤでも）ネタにぶちあたる」
（「犬も歩けば棒にあたる」より）

☆エピローグ

　さて、お気付きだろうか、今回のツーに秘められた謎を。

　確かに殿は筑波山中でＵターンを繰り返しました。
　しかしあの山裾は道も入り組み、「千葉巨大ラビリンス（１２年１１月ツーレポ参照）」さえはるかに上回る迷路。

　そう、ある意味不可抗力なのです。だが・・・

　当日の朝の会話です。

び：「今日のルートはどんな設定になってんの？」

殿：「つくば市から県道１３８号にて筑波山に入り県道４２号を
　　通って、時間があれば女体山（にょたいさん・・・殿たっての希望）
　　へ入り、あとはサーキットを目指すコースね。」
　　　　　　（ツーリングマップル関東版６３P参照）

・・・それって超巨大Ｕターンじゃん！！（驚愕）

「殿！お遊びがすぎますぞ！！（笑）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完

隊長「殿」＠陰謀首謀者からの一言コメント