２００１年７月定例ツーリング！

『パックス・トノーナ』

〜殿の平和〜

 Written　ｂｙ　びっとまん
Ｅｄｉｔｅｄ　ｂｙ　Ｍにゃん

ジェリーフィッシュもついに３代目隊長を迎えることになりました。
Cow-Boy＠宮崎現会長、ぱとらっしゅ＠木村くんに続く・・・
その名も「殿(との)」！
えっ？なぜ“殿”なのかってぇ？
それはね、彼が“殿様”だからだよ。(*^^*)

☆「新隊長」誕生！

いつもの様に大田区ご近所会の面々を連ねて、今年お初の中央道を
集合地点藤野P.Aに向けて向かう我等を容赦なく照らすお天道様。
時間はまだ７時AMを少し回ったばかりだと言うのに気温はすでに
３０度を越え、否応なしに体力を奪っていきます。
しかも風邪を押しての参加となったＭにゃんにはこの炎天下での走行は
地獄以外の何物でもなかったはず（あくまで想像・・・）。
←行きはよかったんだけどね。(^_^;)byMにゃん

集合場所に我等が到着したのは８時AM過ぎ。
既にマツバラさん、畠山さんの姿がありました。

到着早々に地面にへたり込むＭにゃん。
私も愛機の陰にわずかながらの涼を求めます。

目の前を流れる中央道を何気なく見つめていたその時・・・
見慣れたＣＢが目前を通り過ぎて行く。
「似ている人って案外多いんだなぁ〜（謎）」

と感心していたその矢先、異常な爆音！
それは中央道の一種名物（汚物？）とまでなった暴走族ども。
本線を縦横無尽に走り、おまけにP.A内にも侵入してくる始末。
いくら近衛兵と言えども数の劣勢は如何ともしがたく。悔。。。。

一行の過ぎ去った直後にばたやん、POCHIファミリーと次々に到着。
おまけに名古屋へ引越直前の前隊長ぱとくんまで、殿の初陣に馳せ
参じてくれました。

そして、お久しぶりの青木さんとＪＡＹも。

とにかく日陰の少ないこのP.A、暑いのなんのって。
風通しも悪く、トモさんは既にグロッキー。
　　　
PAに3本しかないパラソルを占領するくらげ達。(^_^;)

そんな彼女をよそに、ぱとくん持参の、「モーニング娘」とやらの団扇を
まじまじと見つめているJAY少年。
これが後に「モー娘戦争」として語り継がれる醜い内紛の火種となるのです。

ぱと君の右手に握られているものが噂の「モー団扇」（爆）。

集合予定時刻８時３０分AMを回った段階で集合したのは１８名。
そこにはやはりダサMacさんの姿は無く、お約束どおりバックレを
かましてくれました。
みこやんはマシントラブルでエンジンがかからずドタキャン・・・
せずに後々合戦場に到着することになります。

「カラカラカラカラカラ・・・」聞きなれたこの音！
我が新隊長「殿」の御成りです。

メンバーの確認をすると、満点パパがいません。
やはりあのＣＢは当人だったらしく、遥か前方の談合坂S.Aへ独り
意気込んで突入していたのでした。
（噂に依るとあの暴走族軍団の“アタマ”として走っていたのだとか。。。）

既に減点のパパ、やはりバックレさん、不運のみこやんを欠いた
メンバーの前で殿からのお言葉。。。

「近こうよれ！皆の者。
　聞けぃ！今日は我が初陣によくぞ参った。
　これよりかの武田の地へ攻め入るが、
　一同抜かるでないぞ！　いざ我に続けぃ！！」

とかなり脚色された（byびっとまん＆Ｍにゃん）挨拶をすませて出発・・・
いや、
　　　　　　　　　　　　　「出陣！」（笑）

☆「爆音トンネル」

上野原I.Cで中央道を降りた一行は、、

上野原ICでようやく合流できた満点パパ。（笑）

今回のルートをコーディネートして頂いたカズさんを先駈けに、
峠道＠合戦場へ向かいます。
TAKAさん、ヨッシーさんの○○コンビを残して。。。（謎）
実はTAKAさん、藤野P.Ａ〜上野原I.Cというほんの僅かな道のりで
ご自慢の携帯電話を中央道に投下、慌てて引き返すハメになったの
です。
幸い、回収には成功しましたが、自慢の液晶画面は幾何学的な壁紙
となっていたのでした。。。

右手に握られているのが、噂のモザイク液晶携帯ですな。うらやましい！（違）

上野原町役場前から峠道に突入するやアクセルを一気に明ける人、
折角だからと風景を楽しみながら走りつづける人、
苦手の峠に辟易しながらも着実に前進していく人。。。etc

辟易な人？？？（爆）でも結構楽しんでたよね。(*^^*)

山肌に連なるコーナーをひとつ抜ける度に涼しさがなんとも心地よく、
エアコンの機械的な涼しさとはまた違った、自然の涼感を体感できる
のはバイクならではの事でしょう。

何度目かの休憩ポイントでトモさんのVOLTYの試乗会と相成ります・・・
大型バイクに乗り慣れたメンバーにはその乗り心地は温故知新的な
ものだったはずです。

ボルティに跨りご満悦な殿！妙に似合っていましたね。（笑）

そこは既に標高はかなりの高さにまで達していましたが、直射日光の
当たる場所は流石に暑く、簡易冷蔵庫並に涼しいトンネル内へ
一同避難・・・
　
天然の冷蔵庫！灼熱の峠道でホッと一息。

とそこへTAMAさんがキクさんの“ホーネッタナ”を駆ってトンネルに
突入。。。
すると甲斐の山々に轟くほどの爆音に一同爆笑！
出口で反転、再突入を果たしますが、爆音は聞こえどTAMAさんの姿
は一向に見えない。
この時ほど音速を肌で感じられたことはありませんでした。（爆）


途中休憩時の教官ことマツバラさん。
そ、その左手にお持ちのものは？？？（汗）

☆「バックレさ〜ん！いらっしゃ〜い♪」

　
集合時間に寝坊して柳の下の２匹目の“ドジョウ”じゃなくて“犬”
でしたか？を狙って見事にはずしたダサMacさんでしたが、一旦
山を下った我等に大月市郊外で無事？合流。
昼飯前のメンバーのいいおかずとして独り笑いの「種だけ」をふり
まきます。
むろんここでもPOCHIさんはアイスを頬張り、一人ご満悦のご様子。

さて、ここで問題です！
『この日POCHIさんは一体何個のアイスを消費したのでしょう？』　
　　この問題の答えと住所、氏名、年齢、電話番号をお書き添えの上、
　　ごらん（後乱？・違）のあて先までご応募ください。
　　正解者の中から抽選で豪族JAY少年寄贈のやぶ蚊であふれる未開の地を
　　○○付きで差し上げます。（笑）
　　尚、当選発表は商品は発送を持って替えさせて頂きますのであしからず。
（大嘘・爆）

☆「すずらんの魂、百まで？？？」

適度な休憩を済ませ、一路すずらんを目指し出発したメンバー
でしたが、やはりダサMacさんの愛機はキャブが被りエンジンが
かかりません。

プラグを交換し・・・


そして、そのプラグはマジで真っ黒だった・・・（汁）

黒光りしてました。(^_^;)

なんとか出発できたのですが、途中メンバーが道しるべとなって
くれてるにも関わらず、何度となく暴走。
時には殿自らご出馬あそばし、彼を引き止めに行く一幕も！（爆）

間もなく目的地と迫ったところで、皆の脳裏に怪しい言葉がよぎります。

「みんなぁ〜、○○てるかぁ〜い。。。」へ(-。-)へ

そう、このすずらんへ至る道中でCow-boy会長の霊場（？）が
最近発見されているのです。

時に西暦2001年6月、それはいきなりやってきたのです。
ごくありきたりな右コーナー。
しかし補修箇所が極度に歪み、そこでまんまと足元を掬われ、、、
さっくり！

痛恨の傷跡。（涙）皆で合掌したのは言うまでもありません。（爆）

そんな光景を思い描きながらこの地に鎮魂歌を捧げ・・・ずに、
思い思いに走り始めたのでしたが。。。
一人この霊に付きまとわれたものがいようとは。。。

無事にすずらんへ到着、いよいよ待望のＢＢＱ！
となる筈でしたが、この日は既に予約で一杯。

止む無くレストランへ向かう事になるのですが、ぱとくんはなぜか
落ち着かない様子。
そしておもむろにトモさんのVOLTYに跨り、皆の疑問の視線を浴びて
来た道を引き返して行きます。
どうもご自慢のパニアケースのキーを差しっ放しで走行してたらしく、
後にすずらんへ至る手前で銀色に光る何かがぱとくんの傍らから落ちて
いった、とトモさんは証言しています。
満面の笑みを湛えて帰ってきたぱとくん。
問題のキーは霊（違）の場所から僅かばかり離れた処に、無残にも四輪
に潰されながらも静かに横たわっていたとの事。
やはりいるのでしょうか、“アレ（謎）”。

何かの存在を笑いのネタにしながらも食事タイムとなったのでした。

☆「パパの誤算」

それぞれの食事をオーダーし（結構マニアックなメニューでした）料理を
待つこと暫く。
まず運ばれてきたのがライダー定食と称するチャーハン（ピラフ？）。
ボリュームはそこそこでしたが味の程は保証付き。
てんぷら、そば、などなど様々なメニューが存在するなか、満点パパ
は妙に大人ぶって「釣り人定食」なるものを注文。
内容よりそのネーミングに惹かれたのだとかなんとか言ってたけど、、、
こんなトコ来てまでカレーライスは無いでしょう（爆）。
しかもシンプルなメニューにも関わらず、待てど暮らせど一向に来や
しない。ようやく運ばれて来たカレーを一口・・・

「甘ぁぁぁぁ！！！」（叫）
どう贔屓目に味見してもおこちゃまカレー。（りんごと蜂蜜混入事件？）

「娘でも食べれるよ。」と半ば涙声でカレーを食べるその姿は、“お父上”
ではなく、やはり“パパ”なのでした。
（とても食べられたものではなかったらしく、多量の辛子をぶちまけてました・・・現認者情報）

☆「ガスガスとみこやん」

すずらんでみこやん、まーべりっくさん、モロさんが合流します。
まーべりっくさんはばたやんからの麦汁のお誘いを固辞したにも
かかわらず、相方のモロさんの方はコップを片手に腰に手を添えて・・・
う〜んいい飲みっぷり。
ここで一体何本の麦汁用茶瓶が空になったのでしょう（深謎）。
　　
ばたやん、何呑んでるの？？(^_^;)　　　　　　　　一体何本の麦○＆ブドウ汁が。。。（滝汗）

そんな裏側ではみこやんはとある葛藤と戦っていたのでした。
「お子様ランチを注文しちゃる！」
結局それも叶わず、無難なてんぷらそばを注文し、独りそばをすすり
ながら涙するのでした。

一同昼飯をすませ、午後の余韻に浸ってると、窓の外から聞きなれない
エンジン音。。。
それは噂のトライアルマシン“ガスガス”でした。
各々自身の腕試しとばかりにマシンに跨りそこいらをひとっ走り。
ガスガス２度目のばたやんは、他のメンバーにいいとこ見せようと
段違いにトライするも駐車車両へ突っ込みそうになるし。。。
さすが教官と言われるだけのことはあるマツバラさん、幾分フォームは
硬めながらもアクセルターンなどを次々に決めていく。

そんな姿に刺激されたのか、オフ車乗りのみこやんもいざトライ。
「かっちょええとこ見せちゃるわい！」と思った矢先・・・転倒！
でもワークスライダーさながらにクラッチからは手を離してなかった
らしい。。。流石？なの？？（爆）
（しかしこの後かずさんとともに林道へ分け入って本日２度目の転倒を
経験したのだとか（滂沱））
一同の心配と爆笑を他所に独りみこやんはすずらんのそよ風に
吹かれているのであった（合掌）。
（楽しい話題となったガスガスを提供して頂いたTAMAさん＆HIROさん感謝です）

☆「悪夢再び？」

あまりの心地よさに時間を忘れ、のほほんと過ごしてる間に、気が付けば
なんともう４時PM！

おもむろに帰り支度を済ませ、一気に山を駆け下ります。
渋滞を考えて大月市内を避け、勝沼I.Cから中央道へ上がり、
談合坂S.Aまでの自由走行となります。
しかし、やはりそこは鬼の大渋滞。
前回この渋滞にはまり、緑の体液を噴出させてしまった私の脳裏に
不安がよぎります。
ぱとくんもそれを気遣って護衛の交代を申し出てくれますが、何時までも
甘えるわけにはいかず、前回と同じ面子（私とあっちさん、トモさん・・・
ヨッシーさんは除く）で魔の渋滞へ突入を果たすのでした。

途中TAKAさん、ヨッシーさんと連なる「くらげコメッツ」、我等護衛隊を
追い抜いていきます。

一方、前回の反省から徹底的なメンテと必要部品の交換で我が愛機は
すこぶる好調！
一同の期待を見事裏切り？無事談合坂S.Aへ到着したのでした。
ほっ。(^。^)

 ☆「黒船来航」

日中あれだけ猛威を振るったお天道様でしたが、西に傾けば流石に
その威力も半減。
朝のあの暑さに比べれば幾分和らいでくれてます。

皆楽しかった今日１日を振り返りながら、余韻を楽しんでるその時！

単なるジベタリアンになり果てたくらげ達。周りの人たちの視線が冷たいのは気のせい？(^_^;)

かつて見たこともないほどの巨大なバテレン人が我等の前に姿を現した
のです。その背丈実に２ｍ以上！

この黒船来航に肝を潰してしまったのか、ダサMacさん＠百姓が一揆を
企てます。
しかしそこは沈着冷静を謳われた殿、「フッ！」(-。-)

不適な笑みひとつでこれを瞬時に鎮圧。

ダサＭａｃ「ゆ、ゆるしてくだされ、殿！」
と言ったかどうかは誰も知りません。（爆）

これがダサMac一揆、俗称３秒一揆と言われる哀れな事件の真相
なのでした。

☆「放蕩児たちの帰宅」

夕闇も迫り、いよいよ解散の時間。。。

ここも殿＠新隊長に締めてもらいましょう。

「皆の者！よくぞここまで無事であった。
　誰一人落伍することなく、見事な山駆けであった。
　誉めて遣わす！！
　これにて終了と致す。
　各々方、これより家路に就こうぞ！！」


一同、「へへ〜〜！」（爆）

と、ここでもえらく脚色された（byびっとまん）挨拶で、一応の終わりと
なった今回のツーリング。
前回ほどの大ネタこそありませんが、小ネタ満載の楽しいものになりま
した。

おしま・・・。え？今回はオチはないのかってぇ？？

あるにはあるんだけど、、、ええい、白状してしまいましょう。

Ｍにゃん、トモさんを無事護衛して家路に就いたした私でしたが、
帰宅直後無事を祝い、１日の労をねぎらって愛機のテールをポンっ
とひとなでしたその瞬間・・・鼻から一条の赤い液体。。。

集合場所で飲んだ強壮剤が今更ながらに効いてきたのでしょうか。
結局、前回の体液噴出に続いて今回も流出させてしまったのでした。
（血〜ン！）。

それにしても・・・
これからのジェリーフィッシュを宜しくお頼み申し上げ候！殿！！

完

★殿＠新隊長に依る一言メッセージ