☆Jellyfish東海支部・お泊りツー2005〜伊豆方面☆
2005/10/1〜2
第一章 序章
その日の朝は快晴だった。窓際に立ち大きな伸びをしながら窓の外に目をやると、
果てしなく広がる青い空。忙しい朝が始まる。
たくさんの準備の数々。化粧している暇はない。
出発の報をぱとらっしゅさんのメールに送り、いざ、旅立たん。
朝の凛とした空気のなか、風を切り裂き伊勢湾岸道を疾走する2台のモンスター。
毎回のツーリングのお約束とはいえ、朝の高速が私にとって最高のタイムトライアル。
伊勢湾岸道から東名高速道に合流し岡崎インターを通過すると、約束の場所美合PAはすぐそこだ。
PAに入り速度を緩めるとさっきまでの非現実的な流れる景色が、色を帯びた現実の世界に戻ってくる。
駐輪場には見慣れた顔が並んでいる。ぱとらっしゅさん、雷虎さん、ぽんたさん、トリプルさん、みんなそろってる。
これがあのスピードトリプル。渋いっス!
久しぶりの再会を大地に感謝するための儀式。ひざまずき、地に額をこすりつける。
ああ、みんなのいるここに集まれて、この大いなる大地に感謝します。
35分遅刻。(記録更新だね・・・)
そして恒例の土下座。。。
出発前の集合写真♪
第2章 富士快走
風の中に切り込んでいくバイク達。目的の富士ICまでは途中の休憩以外フリー走行。
浜名湖や遠州灘といった景色が風きり音とともに流れていく。景色はいいのだけれど、
高速道路は体が固まってしまって疲れる。だんだんつらくなってきたころ、
ようやく富士IC到着。料金所すごく混んでる・・・・。
途中のSAで焼きそばを食べてみたり。
コンビニの中を覗いてみたり。。。
休日の富士ICは大渋滞なのであった。。。
休日の富士はやはり混んでるのねぇ、と思いながら裾野方面へ向かう国道469号を走ると
意外と道は空いている。快走しつつ行く手に視線を走らせると残念なことに
大きな雲が富士山を覆い隠している。が、富士に近づくにつれ雲が晴れてきて、
最後にはとうとう全体が見えるまでに!!
富士山登場!
コマネチ!(違)
すすき野原も綺麗でした♪
時間もいいのでそろそろ昼飯ということで、和食のお店、「和さび」へ。
実はこの直前に道を間違えたり約1名はぐれて泣きそうになっていたのは内緒。(正直スマン^^;)
さて、昼食は「ネギトロ丼ランチ」と「海鮮丼ランチ」をそれぞれ食す。
海鮮丼ランチですが、乗っている具材はサーモン、マグロの細切れ(おそらくお造りの切れ端)、
アボガド、卵焼きと、何が海鮮なのかよくわからない上にネギトロ丼ランチより100円高い。
絶対ネギトロ丼ランチの方がお得だと思いました。
こちらがお得と思われるネギトロ丼ランチ
昼食を終え、それまで先頭を走っていたぱとらっしゅさんがこう言いました。
「隊長は俺じゃなくて、さとおさんでしょ。さとおさん先頭ね。」
この、さと夫を先頭にしたことから、新たな悲劇が始まろうとはそのとき誰も想像できなかったのです。
第3章 峠三昧
先頭をさと夫にした私たちくらげの一行は伊豆入りのため南下をはじめるものの、
そこは伊豆の付け根。やはり長い渋滞が・・・・さらには道を間違えてのUターンが2回、
休憩したコンビニの駐車場で「伊豆半島はハワイからゆっくりと年月をかけて動いて日本とぶつかったんだよ」
とか「ぶつかった衝撃で地形が盛り上がってできたのが富士山なんだよ」とか偉そうにうんちくぶって、
もう、ほんと、何とかしてくださいって思いました。(ほんともう、どうしましょうねぇ・・・^^;)
休憩中。。。
隊長として、いや、人間としてまったく頼りないさと夫でしたが、
ぱとらっしゅさんの優しくかつ半ば強引なサポートのおかげで峠入りすることができました(でもUターン一回ね)。
県道59号の峠に入るとやはりくらげの遺伝子でしょうか、
エンジンの音も伸びやかに生き生きと走り去って視界から消えてゆくS4、Speed triple、ST4、SRX400の4機。
渋滞のストレスも発散できたようで何よりです。
西天城高原の駐車場にて。
・・・???なとりぷるさん(笑)
こちらでもススキが風に揺れます。
高原の道路。ここは復路で通りました。
Monster750もそれなりにがんばったのですが、
XR250ではいかがでしたでしょうか。
楽しかったでございますよ♪
峠から海に沈む大きな夕日がきれいでしたが、
隊長さと夫の走りは速度を緩めることなく峠を走り続け、
日も沈んで暗くなった頃に目的の宿BBRoadに到着したのでした。到着後、あの夕日をもっと見たかった、
とメンバーからつるし上げを食らう隊長なのでした。本日の走行距離350km。
ジャケットのファスナーが壊れた本日の隊長(笑)
第4章 夜の宴は終わらない
BBRoadに到着。ログハウス風のとてもきれいな宿でした。お風呂も広かったし、文句なしの宿です。
各部屋に2段ベッド2つ。部屋割りは、ぱとらっしゅさん&トリプルさん&雷虎さん&ぽんたさんで一部屋。
もう一部屋に私だいぐーとさと夫の夫婦。隣の部屋を覗いたらあまりの男密度にすこしくらくらしてしまいました。
宿の中はこんな感じ。
買出しを済ませ、食事に呼ばれ、いよいよ宴の開始です。
みんなでバイクに対する思い入れや、くらげに入った経緯の話で盛り上がり、とても楽しそうでした。
かんぱ〜い♪
私はと言うと悠真くん(一歳、オーナーの次男)が懐いてくれて、しばらく遊んでました。
あまり話に参加できませんでしたが。久しぶりに旦那以外の男性に迫ってこられました。
とってもアットホームな雰囲気です♪
こっちはオニーチャン。
夜7時から始まった宴は夜10時を過ぎても終わる気配はなく、BBRoadのマスターも参加。
ライダーズハウスをはじめて5年間の歴史や、女王様祭り、裸祭りについて解説をいただく。
もちろんバイク話もまた花がさく。買いすぎたビールを消費しようとぱとらっしゅさん、
頑張って飲みすぎ、そして重大発表あり。さと夫の先頭走行にはそういう意味があったのね。
当のさと夫は後ろからつつかれて大変だったようだけど。
宴も終わり歯磨きをしていると隣の部屋で宴をしていた自衛隊の一団に声をかけられ、
一杯だけごちそうになり、就寝。
第5章 最終日
朝7時、宿はまだ覚めやらぬ気配漂う中、さと夫と大沢温泉露天風呂に入りに行く。
道端に咲く花と清流、朝の静かな空気の中大自然に抱かれて入る露天風呂の心地よさ。
家庭的な朝食です。
愛犬J太くん。
熱い友情が・・・(笑)
入口の目印です。
木のぬくもりが伝わるログハウス。
中庭ではバーベキューも出来ます。
オーナーの愛機、ビモータのマントラ。
出発前の一枚。
宿に戻ると食事の準備ができていた。朝食をとり、出発の準備を終え、宿のマスター一家とJ太、
そしてマントラに別れをつげ、出だし早々隊長さと夫のUターン。
さすがにこの隊長には信頼が置けないと悟ったのか、2番目を走るぽんたさんはしっかりと停止して、
隊長のUターンを待っているのでした。さて、気を取り直して一路目指すは伊豆の先っちょ石廊崎。
バイク乗りが必ず目指す半島の先っちょ、石廊崎。道幅の広い高速ワインディングが心地いい。
お昼前に石廊崎へ到着。皆でがんばって、灯台の上まで階段、坂を上ること15分、目の前に広がる青い海!
二日酔いには効きます・・・(自爆)
そして広がる海♪
今日は風が強いけど海は穏やかです。
髪の毛ばさばさ(笑)
ここが先端。
写真を撮るとりぷるさん。
絶景を堪能した後、アイス休憩。トリプルさん本日一個目のアイスを食す。
笑うとりぷるさん。
その後再び海岸線を北上。ここも高速ワインディング。松崎までストレスなく走る。
松崎で昼食。磯うどん、磯そば、と海の幸を満喫しようとする面々に対し、
ぽんたさんと雷虎さんは「しょうが焼き定食!」と絶叫。確かにこのツーリング、お肉食べてなかった・・・・・。
こちらは磯うどん。具が豪華〜♪
当初の予定ではもう少し海岸線を走る予定だったのですが、
前に車がつかえていたためせっかち隊長はいきなり峠道、仁科峠方面へ転進。
峠を使い北上する作戦をとったのですがやはりここでトラブル発生。
後続のぱとらっしゅとだいぐーを見晴らしのよい展望台で待とうと、
減速した隊長さと夫を後続の3台が追い抜いて先へ行ってしまうというハプニング!
だいぐーが追いついたとき、隊長は一人で待っていました。だいぐーも路肩にバイクを止めようとしたそのとき、
バランスを崩しモンスターたちゴケ・・・・・・・
あ〜あ、曲がっちゃった・・・(涙)
第6章 そしてまた・・・・・・
漆黒の高速道路を走る。前日の高揚感とは打って変わり、帰路は明日からまた始まる日常へ続く道。
結局、峠ではぐれた皆とは戸田峠の休憩所で合流できた。
戸田峠にて。
ぽんたさんと雷虎さんはお土産を買いに港へ寄り道。
あれからトリプルさんはコンビニでアイスを食べた。その後渋滞を経由し高速道入りし、現在に至る。
最後のフリー走行を終え、小雨に降られながら、美合PAに集合する皆。走り終えた疲れと充足感、
そしてここでツーリングが終わってしまうというちょっとした寂しさ。いつもこの瞬間はこんな感じ。
ツーリングのシメに、さと夫隊長が口を開く。
「えー、皆様、ツーリングは家に帰るまでがツーリングです・・・・・」
と、おきまりのせりふを・・・
「えー、皆様、ツーリングは家に(略)」
姿勢を正して聞き入ります(笑)
最後に再会を誓い合い、雨の中それぞれの方向へバイクを走らせ解散となりました。
おしまい。
家についてからトリプルさん3個目のアイスを食したようです。(ハーゲンダッツのラムレーズン)
参加者(敬称略)と本人のコメント(BBSより抜粋)
ぽんた | いやいや、ほんと、楽しかったです。これでもかってくらいのワインディングで、 もうゲップが出そうでした。 |
雷虎 | 走行距離750Km は過去最高距離。 疲れはしましたがとてもいい経験になりました。 |
とりぷる | 美味しい峠に美味しいソフト&アイス最高です^^ やっとこさ一緒に走れましたね!楽しかった!! |
だいぐー | お泊りツーメンバーの皆様、改めてホント楽しかったです! バイク技術はやはりまだまだのわたくし、これからもがんばるぞ〜。 |
さとお | おにぎり山みたいなゼスチャーを馬鹿夫婦がやっている件について 今回もS4のポテンシャルを嫁が引き出してくれました(過積載でも走るということ)。 |
ぱとらっしゅ | 隊長のさとおさんをはじめ、宿等の手配をしてくださっただいぐーさん、どうもありがとう! 結構長距離でしたが、みなさんお疲れ様でした〜。ご無事で何よりです。 今回参加出来なかった方も、次回に是非ご一緒しましょう。 |
2005/10/6
文:だいぐー・さとお
写真:さとお・雷虎・ぽんた・ぱとらっしゅ
編集:ぱとらっしゅ