☆伊良湖岬で大アサリを食べよう!ツーリング☆

2005年5月15日(日)

  


5月の朝の日差しは柔らかかった。

早朝、まだ覚めやらぬ国道1号沿いの町並みは閑散としており、
休日の朝の風情を醸し出していた。道中、交差点を見上げ、
信号に表記される地名を見ると、ああ、名古屋にきたのだなあ、
とあらためて実感するのであった。


国道1号を抜け、国道155号へ入ると、待ち合わせ場所のコンビニエンスストアはもうすぐだ。
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ドカティー夫婦到着。。。


駐車場に車体を滑り込ませると、既に、ぱとらっしゅは到着していた。

名古屋で初のマスツーリング。集合した三人の胸中に去来する思いは以下ばかりであったろう。

ふと時計を見やりぱとらっしゅに話しかける。


「・・・・・10分か。まあ、誤差の範囲内で、セーフ、かな?」(アウトです)


一瞬の沈黙。そして、彼は静かに首を横にふり、こういった。



「ネタか?」(わざと遅刻した?)



第一回東海支部ツーリングはこのような静かな始まりで幕を開けたのであった。

(第一回定例ツー、遅刻時間記録、10分なり。)←どこまで更新されるのやら・・・^^;
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初の3台体制なり〜。
左からだいぐーモンスター、さとおS4、犬XR。



「遅刻したんだから、休憩は少なめでいいよねっ」

(・・・と言った先から缶コーヒーを買ってくる二人。。。)


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見てるだけで手伝わない旦那。。。


本日の隊長パトラッシュの声に少し遅れて、始動したエンジン音が朝の空気を突き抜ける。

くそう、だいぐーを謝らせたじゃん(俺は謝ってないけど)。(←こらこら^^;)
ヘルメットの中で毒づきながら右手はスロットルを開ける。呼応するかのように加速してゆく3台の鉄馬。

まずは軽く作手村の峠を目指す。

前に1,2台車がつかえていたが、やはり田舎道。早くも遅くもないペースで流れてゆく新緑の景色。

さとお(以下「さ」)「ぱとさん、前の車追い越して好きなペースで行っていいよ。だいぐーは護衛するから。」

ぱとらっしゅ(以下「ぱ」)「下手に追い越すとさあ、あおられるんだよ。俺のXR250だと振り切れるかちょっと・・・・」

この短い会話で決定した今回の方針「無理な追い越しはしない」をモットーに

信号待ちでもすり抜けをせず、とてもジェントルな走りをする3台。


久しぶりのツーリングをするだいぐーにはいい慣らしだったかも。



道の駅「つくで手作り村」で一回目の休憩。トマトの産地、作手村
「名物五平餅」の旗が風にたなびく。遅刻して食せなかった朝食をここでとろうと、
だいぐーと食べ物の物色。そして、だいぐーチョイスによって、
朝食は柏餅となった(なぜ?なぜなんだ、だいぐー!)。
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何故か柏餅。。。遅刻のお詫びに、と犬も一つ頂きました♪

朝食をほおばりながら空を見上げると、晴れ間が顔を覗かせる。
冬の間見かけることがなかったライダーがちらほら休憩している。
平日の日常からの逸脱。ゆっくりとした時間がそこには流れていた。 

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微妙な雲行きです。。。



朝食をとった後、重い腰を上げた我々はそのまま301号を南下し、浜名湖を目指す。

山の中のくねくねアップダウン。数ヶ月ぶりに味わう感覚は至福のひと時。

視界が突然開け、東名高速を眼下に見下ろしながら一気に下り降りる宇利峠は、
まさに爽快の一言。峠を抜けると左手に浜名湖が限りなく広がる。
この湖の薄暗い湖底に無数のうなぎがにょろにょろしているのだ。
浜名湖恐るべし。そんな事を考えながら浜名湖畔で2度目の休憩をとる。

時計を見ると11時。お昼はにょろにょろ、うなぎでも、と思っておったところ

だいぐー(以下「だ」)「先週、蓬莱軒(注)に行ったばかりなんだよねー」
(注:名古屋で有名なひつまぶしのお店。ひつまぶし一人前2500円。ちなみに私は食べてません)
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左:ウナギ食ってない人 右:食った人

(ちなみに言えば犬も浜名湖のウナギは食ったことがある訳で・・・。)

という旦那もびっくりの発言をなされたため、愛知県名物、大アサリを第2の目標とし、
渥美半島の先端、伊良湖へ向かうことになった。



永遠に続くかと思われた直線道路、国道42号。前につかえる車。
退屈な速度。道路際に植えられた南国の木。眠気にふらふらしつつ、
伊良湖岬、恋路が浜へと到着。

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恋路が浜で〜す。

休日の恋路が浜はかなりの賑わいを見せ、
珍走団の集会、右翼の街宣車、CB750の会、そしてたくさんの家族連れ、
恋人連れが目の前を行き交う。そこに民宿やお食事処が並び、江ノ島のような風情である。

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ずらり食堂が並びます。

目的の大アサリはそのどのかしこのお店でも販売されている。
このあたりの名物といったものか。手ごろなお店に入りメニューを吟味。


大岩牡蠣定食、大サザエ定食といった文字がメニュー上に躍る。


どうやらこの辺りでは生物が大きく育つようだ。

原子力発電所はなかったはずだが?

何はともあれ目的の大アサリ定食1500円也をみんなで注文。
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大アサリのフライ、計6個。大アサリの磯焼き、計2個。
これにご飯と普通の大きさのアサリ味噌汁。かなりのボリューム。
とりあえず大アサリとアサリの大きさ比較。
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で、でかっ!!

貝殻を検証してみると、なんとなくどころか明らかにアサリとは大違いのよう。

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(お店の前の生簀にゴロゴロ。。。そして店先で豪快に焼いたものが出てきます。)


こんな感じに生息してそう(写真:深海に生息するシロウリガイ)。
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(形が似ているからそう呼ばれるだけで、生物学上はアサリとは違うみたいです)

☆さとお先生によるお勉強の時間☆

ツーの後に調べた結果、大アサリの正体は・・・

ウチムラサキ貝というのが正式名称のよう。
千葉の内房とかでも時々食せるらしいです。
インターネットで調べたところ
1:比較的汚い海でも生息できる
2:酒と醤油で浜焼きをするとうまい。
3:焼いた後時間を置くと非常においしくない。
4:伊良湖でよく観光客相手に食べさせている。
5:愛知県民のバーベキューの必須アイテム。
6:アサリとは無関係
7:今日、アピタに売っていました。
8:2個で400円は高いと思いました。
 

とのことです。


そんなこんなでみんな完食。だいぐー、意外と食が太いこと判明。
仕事もやめ主婦となったため、運動不足で横幅が広がってこないかとても心配である。
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わき腹チェック中(嘘


腹の満たされたわれわれは国道259に入り半島を一周するコースをとった。
目標は蔵王山展望台。展望台までのくねくね道、
あまりのRのきつさにだいぐーはコーナーを大きくオーバーし右側通行に突入。
対向車がいなくてよかった、とは本人の談。蔵王山を上りきると大きな風車と、
渥美半島が一望できる見晴らしのよい展望台が現れる。展望台についてから




ぱ「バイク乗り入れ禁止って、下に書いてあったね。」




確かにバイクほとんどいない・・・・・っていいますか、
先頭を走っていたのはあなたですから、確信犯ですな。
(通りすがりにふと見てあれ?って思ったけどよく見えなかったのよ。
 そんで山頂付近にもう一つ看板出てて・・・時既に遅し・・・。)
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でっかい風車がぐ〜るぐる。。。

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絶景なり〜♪


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三河湾が一望できます。

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集合写真!

展望台で記念撮影、休憩後、一般道で帰る、と主張するぱとらっしゅに愛想を尽かし(^^;
別れを告げ、東名高速から伊勢湾岸道路を経由し帰宅と相成りました。

初めての東海支部ツーリングは無事終了したのであります。


☆おしまい☆

文責:さとお&だいぐー

写真&編集:ぱとらっしゅ

 

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